学校へ出向き、がん体験談やこどもの頃からのがん予防、いのちの大切さを考えるなどを出前授業で行っています。
私がこどもたち向けに話していることは、私のがん闘病体験談を通してがんという病気を知り身近に感じてもらいたいことです。
こどもの頃から健康を意識すること。それががんだけでなくいろいろな病気に対するリスクを下げることにつながります。
また小中高校生の母親世代(40代半ば)が乳がんの発症率が高いことため、もしも身近な人ががんになったら何ができるのかを考えてほしいという思いからです。
一緒に考えていく授業を行っています。
2人に1人はがんになる時代。
こどもたちのおじいちゃんおばあちゃんがなっていることも多いです。
アンケートは話を聞いてくれた中で、こどもたちが何を感じ何に意識してくれたのかを知るよう行っています。
私自身もこどもたちや保護者、先生方から励ましや元気をもらっています。
みんな大切な命。
がんや病気の人、障害を持った人、全ての人がえがおあふれる世の中になるように、今自分にできることは何かを一緒に考えませんか。
お問い合わせは サンスマイルえがお 清水美智子(090-7844-6753)へご連絡下さい。
また、山梨県教育庁スポーツ健康課の『がん教育外部講師一覧』にも登録しています。
全国がん患者連合会の『がん教育外部講師』にも登録しています。
2022年度より 「山梨県がん教育推進連絡会委員」になりました。
下記年度ごとの表示の上でクリックすると、それぞれの詳細を見ることができます。
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「がん教育」への想い
今まで行ってきたがん教育について書類を整理し、自分が行ってきたがん教育出前授業について振り返ってみました。
【なぜがん教育を始めたのか?】
私は2010年に乳がんになりました。
当時、こどもたちは、中2、小5、幼稚園生でした。
母親ががんになるとどうなるのか、家族、友人、周りの人達との関係など、その時の経験から、がんについて世の中の人たちにがんを知ってもらいたい、がんのことを一緒に考えてほしいと感じ、活動を始めました。
【がん体験者のがん教育】
私が行うがん教育出前授業は、私のがん体験談から、児童生徒に「もしも身近な人ががんになったら何ができるのか」「周りの人達との支え合いで乗り越えられること」「未来の自分のために、今からできること」などを考えていただいています。
「乳がんになって気づいたこと」、「大切な命を守るためにできること」など、私のがん体験から想いを伝えています。
【がん体験者だからできること】
教科書には無い、経験をした人だからこその想いや生き様を生の声で伝えられることだと思います。
もちろん、人それぞれ体験、感じたこと、人生観が変わったことなども違います。
実際に起きた話の体験談は、こどもたちにとって身近なできごとのように感じ、こどもたちが自分の生活環境の中でできることを考えてくれます。
私の授業をきいてくれたこどもたちの感想からも「実際に体験した人の話を聞けてよかった」と書いてくれることが多いです。
がん体験者の私にできるがん教育出前授業の活動を続けていきたいです。
2022.1.18