10月~12月に行ったがん教育出前授業の児童生徒からたくさんの質問があり、「児童生徒から頂いた質問に対する回答」を作成しました。
今までは、授業を聞きながらメモを取っていただき、授業後に感想を書いていただける「メモ&感想」用紙だけだったのですが、感想の中に質問を書いてくれる児童生徒が増えてきていたため、今年度は質問欄を追記したところ、想定以上の質問を書いてくれる児童生徒が多くいました。
内容は、がん教育出前授業で私がテーマにしている「支え合い」や「寄り添い」の大切さに関する質問や相談、私の闘病体験に関する辛さや痛み・乗り越え方、がんとお金(制度)などが多くありました。
1つ1つ丁寧に思いを込めて回答いたしました。
今回の医療に関する部分は、医療者としてがん教育の外部講師をしている青島先生に監修・回答していただきました。
医療のことと合わせて、あたたかいメッセージもたくさん記載してくださいました。
医療者の方にこのように関わっていただけることに本当に感謝しています。一緒に学校でがん教育出前授業ができれば一番いいのですが、このように間接的にでも回答していただけることで、児童生徒のがんに対する知識が非常に深まったと感じました。
また、さまざまな情報の調べ方(例えば、国立がん研究センターがん情報サービスのどこを見ればいいのかなど)も添付し、児童生徒が自分でより深く調べられるようにいたしました。
昨日も、中学校の生徒感想と質問が届きました。
冬休みに入ってしまうため、年明けに学校へご返信しようと思います。
私のがん体験談から、がんを身近に感じてくれ、がん患者に対する理解や支え合いの大切さ、がんを正しく学ぶこと、自ら深く調べる事(深い学び)、自分にできる事(周りの人を支える事や、未来の自分のためにがん予防など)、周囲の大人に対してのがん検診啓発など、より深まったがん教育ができたのではと感じた2024年度でした。
来月も2校のがん教育出前授業があります。
そして、来年度のがん教育出前授業の依頼もいただいています。
まだまだいろいろな方法を模索しながら、こども達のための、社会のためのがん教育ができるように、精進してまいります。
全国でがん教育に携わっている皆さまからも、たくさん学ばさせてさせていただきたいと思います。
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