がん教育出前授業を感想です。
生徒たちの感想から、いろいろなことを考えてくれたことがわかりました。
周りの人たちとの支え合い、自分を大切にすること、命を大切にすること、自分にできることを考えて行動してもらえたら十も増す。
7/9甲府北中学校 ~生徒感想一部抜粋~
●今回の授業で私が学んだことは支え合いの大切さです。がん患者の方やその周りの人々それぞれの辛さ、苦しさという気持ちをよく理解し、1人1人の心にそっと寄り添って支えることが、私たちにできることであるということも、わかりました。特に清水先生がおっしゃった、がん患者にとっては私たちが普通通りに接してくれることが支えになるという言葉には、ハッとさせられました。がんにかかってしまった人に関わらず、病気の人や障害を持つ人など、少し周りと違う人には、どうしても偏見の心を抱き、普通に接するということが難しく感じてしまうことがありますが、そのような気持ちは取り除いて、普段通りに話しかけたり優しくしたり、思いやりを持ったりすることが本当の支えになることだと思いました。ほかにも、自分が今できることを行うことや、多くの人の命のバトンを受けついで私たちは生きていることなど、大切なことをたくさん教わることができたので、それらをしっかり心にとめて生活していきたいです。
●今回のがん予防についての授業を受けて、がんが自分の身近なことであったり、がんになったらどうしたらいいのかを深く学ぶことができました。もし、自分の身近な人ががんになってしまったらどう接したらいいのかわからなかったけど、体験談から普通に接することが相手にとって一番してほしいことなのだということに驚いた半面、自分にもできそうなことかもと少しホッとしました。病気は誰のせいでもなくて、どうすることもできないことだからこそ、周りの人が支えてあげることがとても大切なのだと感じました。また、自分が病気になってしまった時、どうしたらいいのかということも学ぶことができました。病気になるとどうしても不安や自分を責める気持ちが出てしまうけど、その時は自分のできることを少しずつやっていけばいいとわかりました。今、私たちがこうして元気に生きていられるのは精一杯生きた人が命のバトンを受けついでくれたからです。だからこそ、一人一人がお互いを支え合って、みんなが幸せに暮らせる社会をつくっていきたいと思います。
●今回の授業でがんの原因、接し方、気持ちなどがわかりました。がんは2人に1人の割合でなり、生活習慣の乱れなどで起こる病気。いくら気をつけていてもなってしまうことがある。すごく怖い病気ということを改めて思いました。当事者はすごく大変で、苦しい。そんな時は周りの支えが必要で、特別な扱いではなく、普通に接することが大切なんだと清水さんの話を聞いて学ぶことができました。また治療はすごく大変ということは知っていたけど、吐き気、だるさ、脱毛、ここまで大変だとは思わず驚きました。私は清水さんの「どんな自分でも私は私。人生を楽しむ。」「自然に涙が出てくるときは、がんばっている証拠」「過去は変えられないけど未来は変えることができる」という3つの言葉が心に残りました。たくさん大変な思いをしてきたからこそ分かることなのかなと思いました。清水さんのようなポジティブさが周りの人、周りの人が清水さんを支えているのかなと感じました。がんにならないためには、早期発見・早期治療がやっぱり大切なんだと思いました。自分だけでなく周りの人のことも考えながら、みんなでこの大切な命を守っていこうと思いました。そしてがんなどの病気で生きられなかった人たちの分まで生きていこうと思いました。
●私はがんに対する知識がほとんどなかったので、今回初めて知ることが多く、とても勉強になりました。清水さんが行った治療は私も聞いたことがあり、抗がん剤治療がとてもつらく苦しいことも少し知っていました。でも、話を聞いて、私が思っていたよりもつらく、様々な副反応が出てしまうこと、治療をしているはずなのに体が弱ってしまい、周りの人に理解してもらうことへの難しさを知りました。また、もし自分の周りにがんになってしまった人がいたら、自分ががんになってしまったらどうしたらいいのかも学ぶことができました。自分が思うよりも周りの人の支えが大事で、心配してそっとするより何気ない話をしたり仲間と交流することの重要さを知りました。もし自分がなってしまったら、うまく気持ちを切り替えられず落ち込んでしまうと思うので、学んだことを生かしていきたいです。予防などの自分にできることをしっかりしながら、周りの人に感謝して自分の未来をつくっていきたいと思います。
●今までがんは2人に1人がかかることや女性は乳がんが多いことは知っていたけど、質問に出た「男性でも乳がんにかかる」やがん患者さんの気持ち、その家族や友人など周りの人たちの気持ちはあまり考えたことがなかったので、今回知ることができてよかったと思う。また、がんについてのサイト「がん情報サービス」があることも知れたので、また今度見てみようと思う。これからの未来。私や身近な人ががんにかかってしまった時には、不安に思い続けるだけでなく、少しでも前向きに生きていけるようにしたい。
コメントをお書きください