卒業しました‼︎
コロナの影響のため、10年目の検診は、半年遅れとなりましたが、今日、無事に先生から『卒業だね!』と言われました。
もちろん卒業というのは、経過観察の定期検診はであり、今後も健康診断の健診はしていきます。そこは先生にも念を押されました。
私は2010年3月に乳がんと告知され、4月から手術、抗がん剤、放射線治療をしました。
定期検診の度、不安がよぎっていました。
あれから10年。
過ぎてしまえば、あっという間ですが、それぞれの治療中の時の心境は、とても長く感じました。
先のことが考えられないほど不安な日々もありました。
そのため、今日1日を、今ある瞬間を大切にするという思いも強くなりました。
そして、支えてくれる家族や友人、仲間に感謝しながら、一緒に乗り越えていくことの意味も身を持って知りました。
自分の体は自分で守る。
そして、異変に気づいた時は、早く受診をする。
もしもの時は、家族、友人、仲間と一緒に、支え合い、助け合い、乗り越えていく。
精一杯自分の人生を全うした仲間たちの想いを受け継ぎながら。
生かされた命を大切にし、私にできる使命を果たしていきたいと思います。
がん教育出前授業の活動を、これからも続けていこうと思います。
こどもたちには、自分の命、体を大切にすることや、もしも身近な人ががんや病気になった時、自分にできることを考え、行動することと、家族や友達、仲間を大切にし、支え合い、助け合いを考えることを伝えていきたい。
また、保護者の年代の方たちにも、コロナの影響でがん検診を受けず、進行させてしまうことのないように、自分の体も大切にすること、関心を持つことを伝えていきたい。
今年はコロナの影響で、小中学校でのがん教育出前授業がなかなかできませんが、いろいろな工夫をしながら、できることをしていきたいです。
また昨年取得したFPの資格から、がんと生活とお金についても話していきたいと思います。
そして今月はがん制圧月間です。
どうか皆さまも、少しだけでもがんに対して考えていただけたらと思います。