北東中で公開道徳『命の尊さを考える~がん体験談から考えるがんのこと、がん予防について~』の出前授業を行いました。
北東中は毎年依頼を下さり、今年で3回目。
道徳の授業のため、がん体験談を話ながらがん患者の心境を中心に話しました。
...もしがん患者だったら、もしがん患者の家族だったら、もしがん患者の友達だったら・・・といろいろな立場にたち考えていただきました。
今日は公開授業のため160人親子が聞いてくれました。
そのあと、保護者だけ第2部で『がんと生活』の話をしました。母親ががんになると生活はどのように変るのか・・・という話を聞いていただきました。50人くらいの保護者が聞いてくれました。
私にとっても多くの方に来ていただき、大変有意義な時間を過ごすことができました。
このようながん教育出前授業を活動を始めたきっかけは、私自身が乳がんになった時、がんであることをまだまだ言えない世の中で、がんに対しての偏見ののない世の中にしたいと思ったことからでした。
主治医の先生から言われた言葉『あなたががんになったのはきっと理由がある。回りの人にその体験を話し、理解してもらうことなのではないかな』
がんと就労やがんと生活、周囲の人との関係などいろいろな課題は多いのですが、2人に1人はがんになる時代から、出前授業や講座で少しずつでもいろいろな方にがんについて考えて欲しいという思いがあります。
特に乳がんは、40代の罹患率の高いことから、私と同世代の母親は気を付けてほしい、こどもたちにはもしも家族ががんになった時、自分達にできることを考えてほしい、また未来の自分のために今できることを考えて欲しい・・・そんな思いで話しています。
友人の学校の先生たちや養護の先生などいろいろな方にアドバイスをいただきながら、私のオリジナルのがん教育出前授業をつくりあげています。
今回は大勢の保護者も参加してくださったため、私の所属しているやまなしタバコ問題研究会(松尾邦功代表)の出前授業で話をしている受動喫煙のことやがんとタバコのことも含め話をしました。
まだまだ出前授業を受け入れてくれるところが少ないのですが、北東中のように毎年開催してくれるところもあります。
このがん教育出前授業広がっていき、世の中ががんについて考えるきっかけになってくれることを願っています。
感想文が届くのが楽しみです。。。
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